早期がんの内視鏡治療は、最も得意とする分野です。内視鏡を用いた小腸の診断と治療、胆・膵疾患の内視鏡・インターベンション治療など様々な機器を駆使して、高度な医療を提供しております。
ドクターインタビュー
消化器内科科長松田 知己
どのような患者にも
技術の上に成り立つ処置で
「辛くない検査」を
技術の上に成り立つ処置で
「辛くない検査」を
基本情報
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診療科について
消化器内科では、地域の登録医や救急患者の診察に迅速に対応し、最新の医療機器と高度な技術を駆使して精度の高い検査・診断・治療を提供しています。一般病棟72床を有し、地域医療支援病院として、安全で質の高い消化器疾患の診療に取り組んでいます。
当科では、上部消化管(食道・胃・十二指腸)、小腸、大腸を含む全消化管および胆嚢・胆管・膵臓の検査・治療を行っています。特に、胃や大腸の早期がん診断および内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)による早期がん治療に力を入れています。最新の内視鏡機器やNBI(特殊な光)を用いて、高精度な検査を実施し、早期がんの発見に努めています。
検査は鎮静剤を積極的に使用し、ストレッチャー方式の完全モニタリング下で、安全で苦痛の少ない検査を提供しています。また、カプセル内視鏡や大腸CT(仮想内視鏡)検査を導入し、従来困難であった小腸の検査も積極的に行い、診断・治療数は国内でもトップクラスです。
消化管全体の出血治療や、難治性の胆道・膵臓疾患にも積極的に取り組み、超音波内視鏡下治療などの先進的な検査・治療を行っています。内視鏡室は8ブース、透視室は2ブース(バルーン小腸内視鏡、ERCP対応)を備え、すべて最新のNBI、Water Jet、二酸化炭素送気装置を装備。診断から治療まで高いレベルの内視鏡医療を提供しています。リカバリールームも完備しており、鎮静剤投与による安心・安全な医療を提供しています。
さらに、内視鏡と超音波を組み合わせた超音波内視鏡下穿刺吸引法を用い、消化管腫瘍や胆道・膵臓の診断・治療に役立てています。
学会発表や論文発表、他施設での研修を通じて、最新の知識・技術を習得し、地域医療レベルの向上にも貢献しています。
消化器内科で扱う主な症例
- 食道疾患
- 食道がん、逆流性食道炎、食道静脈瘤、食道粘膜下腫瘍
- 胃十二指腸疾患
- 胃がん、胃ポリープ、胃粘膜下腫瘍、悪性リンパ腫、胃十二指腸腺腫、
胃十二指腸がん、胃十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、乳頭部腫瘍 - 大腸・小腸疾患
- 大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、虚血性大腸炎、クローン病、
小腸腫瘍、大腸憩室症、小腸炎症疾患、原因不明消化管出血(OGIB) - 胆道疾患
- 胆嚢結石、総胆管結石、閉塞性黄疸、胆管がん、胆嚢がん、胆嚢ポリープ、
胆管腫瘍、急性胆嚢炎、急性胆管炎、十二指腸乳頭部腫瘍 - 膵臓疾患
- 急性膵炎、慢性膵炎、膵がん、膵腫瘍
治療実績と症例数
全内視鏡検査数
消化管治療内訳
胆膵治療内訳