統合医療安全管理室

医療安全管理部門 (RMT:Risk Management Team)

当院では平成14年に医療安全管理室が発足し、現在は統合医療安全管理室の医療安全管理部門として、ゼネラルリスクマネジャー(GRM)、専従看護師1名、兼任看護師1名、事務員、各部門リスクマネジャーで活動しています。

基本方針

  1. To Err is human(人は誰でも間違える)という概念を前提に、間違いがあっても事故が発生しないようなタフなシステムを構築する。
  2. 情報開示が安全管理のシステムを強固なものにする。
  3. Peer Review(友情ある指摘)でより安全なシステムを目指す。

活動内容の紹介

1.医療安全管理に関わるマニュアルの作成及び管理

「医療安全管理マニュアル」などの医療安全管理に関わるマニュアルの整備をおこなっています。また、インシデントレポートなどの報告により対策を検討したものをマニュアル化しています。

2.インシデントレポートの収集・分析・対策立案

患者さんに被害が及ぶ可能性のある事象(未然に防げたものも含む)が発生した場合、インシデントレポートにより報告を受けています。事例はRMT(リスクマネジメントチーム)ミーティング等で分析・検討を行っています。

  • 平成21年度 インシデントレポート件数:2,483件
  • 平成22年度 インシデントレポート件数:2,366件(H23.2月現在)

3.医療安全管理のための研修

医療法に基づき、年2回、全職員を対象とした医療安全管理のための研修を定期的に実施しています。

平成22年度
  • 第1回:H22年12月 『知っていると便利 糖尿病管理』
  • 第2回:H23年 2月 『医薬品安全管理研修』

また、院内緊急事態(ドクターCPR)対応などの実地訓練や医師・後期研修医をとした中心静脈カテーテル挿入研修・試験(CVC認定医制度)も行っています。

中心静脈カテーテル研修人数 15名
CVC認定医 74名
研修の様子
研修の様子
ドクターCPR訓練
ドクターCPR訓練
レスキューシート訓練
レスキューシート訓練
CVC認定医認定証授与式
CVC認定医認定証授与式

医療安全ラウンド

毎月第1、3水曜日に危険予知・5Sの視点でRMTメンバーで院内を巡回し、指導をしています。

RMTラウンド風景
RMTラウンド風景

RMTラウンド風景

ANZENニュースの毎月の発行

医療安全管理対策委員会での検討事項や医療安全管理に関する重要情報について、院内に周知を図っています。

ANZENニュースの毎月の発行

説明と同意文書の見直しとDVD化