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呼吸器外科:診療方針


肺癌外科治療東北一の手術数、「完全胸腔鏡下手術」を行っている施設


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呼吸器外科主任部長
稲沢慶太郎

 当科は複数の専門医という充実した体制のもと、さらなる増員を検討中です。


 肺癌の手術数は年間230例以上で、これは宮城県内で行われる手術のおよそ4分の1にあたります。そのほとんどを胸腔鏡手術で行っており、いわゆる“小さい傷”の胸腔鏡補助下肺葉切除ではなく、肺葉切除からリンパ節郭清まで全て完全胸腔鏡下に行っています。さらに傷は小さく低侵襲であり、通常は5日程度で退院が可能です。


 映像装置にハイビジョンを導入するなど、機器の更新も積極的に行っています。原発性肺癌が疑われながら内科で診断がつかない場合は、外科での胸腔鏡検査を行います。全身麻酔下に胸腔鏡検査を行い、術中迅速病理検査で診断を確定し、引き続き必要な手術を行います。


 当科が担当するのは、手術適応のある肺癌症例です。現在は胸部CTでしか見つからない早期肺癌に対しても、積極的に完全胸腔鏡下に区域切除を行っています。なお他の悪性腫瘍からの肺への転移も手術適応になることがあります。この場合は胸腔鏡下の手術のよい適応になります。


 今なお日本の呼吸器外科を代表する病院との交流を盛んにして、常に手術技術の進歩に努めています。

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 自然気胸に代表される嚢胞性肺疾患は、突然の呼吸困難や胸痛で発見されることが多く、レントゲンで診断がつきます。胸部CTで原因検索をし、病変(ブラ)があればその病変を切除しています。


 縦隔腫瘍は胸腺腫が多く、中には悪性の腫瘍や、周りの臓器を圧迫したり腫瘍内で出血したりするものもあり、原則として手術になります。周りの臓器に対する影響の無い胸腺腫や良性の縦隔腫瘍に対しては、胸腔鏡下に腫瘍を摘出します。


 気道疾患については、気管切除再建などの外科治療のほか、気道狭窄に対しステントを用いた治療も行っています。


 当科に限らず当院の外科では、情報公開の方針を徹底し、手術の様子は全て公開しております。希望される患者さんのご家族に対して、テレビモニターを通して手術中の様子をご覧頂いています。


 尚、胸腔鏡手術についてもっと詳しくお知りになりたい方は、「完全胸腔鏡下肺癌手術」のパンフレットを準備しております。こちら(PDFファイル:913KB)又は呼吸器センターにお問い合わせ下さい。



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