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臨床研修についてのご案内

理事長からのメッセージ 臨床研修プログラムの特徴 指導医からの言葉


理事長からのメッセージ

単なる専門医ではなく「一流」を目指す
志の高い研修医諸君を心から歓迎します
理事長 目黒泰一郎

 当院は総合病院方式を採らず、心臓血管センター(循環器内科/心臓血管外科)、呼吸器センター(呼吸器内科/呼吸器外科)、消化器センター(消化器内科/消化器外科)の3分野に医療資源を集中させ、この領域における最後の砦たることを目指す地域医療支援病院です。各センターは、その領域を代表する医師を中心とした高度なチーム体制を敷き、またその各々を地域最大規模としています。(注)

 また、各センターには専門医が多数集結しているため、24時間救急を支える当直体制には6名の医師を配置し、ゆとりを持って対応しています。 このゆとりは同時に、昨今の報道にあるような医療現場の過酷勤務から医師を守ることにも繋がっています。


医師の就労環境及び待遇について

 医師の能力や意欲が十分に発揮できるよう、働く場としての病院環境を最善のものにしていくことを、当院はとても大切にしています。医師が医療に打ちこめる環境づくりは、患者さんが望む良質の医療提供に繋がると私達は信じているからです。

 一方、医師としての大成を目指すのであれば、その第一歩を踏み出す段階で何を目撃し、いかなる刺激を受けるかは極めて重要です。高からぬもの、深からぬものと遭遇した後に高みを目指すことは容易でありません。

 当院は総合病院方式ではないため、小児科や交通外傷、脳血管疾患、産婦人科、精神科については協力病院での研修になります。その点に不安を感じる方もいるかもしれませんが、当院のみならず他施設の高い水準の医療に触れ、評価の高い優秀医師と交流を持つにはよい機会です。単なる専門医ではなく、「一流」を目指す志の高い研修医諸君を心から歓迎します。

(注)これらの3センターを支える中央部門には下記のものがあり、その各々には複数の専門医が確保され、充実しています。(外来診療は原則として行っておりません。)

放射線科 麻酔科 糖尿病代謝内科
病理診断・臨床検査科 先端画像医学センター 総合健診センター


臨床研修の基本理念

 臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷または疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。

臨床研修プログラムの特徴

 本プログラムでは、1年目に内科・外科・救急研修をローテート、2年目では小児科・産婦人科・精神科・地域医療の研修と、約6ヶ月の自由選択研修期間を設けております。自由選択期間では、心臓血管外科・放射線科・麻酔科を含めた必修選択科目から選択することができます。

 また、院内勉強会も盛んに行い、毎週の研修医勉強会やミーティングのほか、臨床病理検討会(CPC)が月1回開催されております。臨床研修医が発表を行うこともあり、コメディカルも含め、毎回多数の参加を得ている中、実践的な臨床発表を経験できます。

 初期研修終了後は、後期研修医として専攻の科でさらに研鑽を積む選択肢も用意されています。

指導医からの言葉

 当院の中核を担う「心臓血管センター」、「呼吸器センター」、「消化器センター」の3センターの指導医より、当院・臨床研修についてご紹介します。

循環器内科

 当院の循環器内科は、医療の「質」においても、患者数、手術数の「量」においても、東北地方のみならず日本のトップレベルにあります。加えて施設・設備についても、関東以北では最も充実していると言えるでしょう。

 研修医に対する教育体制についても自信があります。一例を挙げれば、当直を専門ごとに2名置くことによって、技術や経験が年齢の上の者から下の者へと伝えられるよう、臨床に即して考えています。

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 協力病院や協力施設との連携体制もしっかりしており、将来専門医としてやっていくことを考えれば、心臓血管、呼吸器、消化器の3センターのどれもが非常に高い水準にある当院での経験は、かけがえのない財産となるでしょう。

 私は京都を中心にずっと関西で仕事をしてきて、2007年から仙台厚生病院に参りましたが、本当に温かく迎えてもらいました。始めの1〜2ヶ月で慣れ、今日まで実に楽しく働かせてもらっています。自分自身の経験からも、フレンドリーな雰囲気の中、皆さんに気持ちよく勉強してもらえる環境だと言うことができます。東北地方以外の出身の皆さんも、ぜひ研修先として考えてみてください!

 ・循環器内科「指導スタッフ」
 ・循環器内科「治療実績と症例数」
 ・循環器内科「医療設備」
 ・循環器内科「先進医療への取り組み」


心臓血管外科

 手術のできる外科医を目指すなら仙台厚生病院で研修を!
 当院は各科にエキスパートが揃っています。心臓血管外科に限らず将来志望する科が当院にあれば、臨床研修から後期研修へと継続することで、高いレベルの技術を習得し、一流の専門医となることができます。


 心臓血管外科は平成11年に開設されました。独立した専用の手術室2つを備えており、心臓血管手術数300件以上、全体で450件以上行っています。臨床研修、一般外科研修後、早い段階から手術に参加し、効率的に高度な技術を身につけてもらうことができるはずです。


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 循環器内科と心臓血管外科が密接に連携して「心臓血管センター」を構成しています。ICUとCCUのフロアも一緒です。術後は循環器内科のスタッフと連携して患者管理を行ったり、内科から外科に緊急手術の要請があったりという環境ですから、外科手技だけでなく、病気に対する最新の理解も深まると考えています。


 臨床研修では心臓血管外科にローテートしませんが、希望によっては研修が可能です。研修医、看護師向けに作った『心臓外科の循環管理』『ナースと研修医のための輸液・輸血メモ』といったテキストや勉強会で、基礎を学ぶことができます。

 ・心臓血管外科「指導スタッフ」
 ・心臓血管外科「治療実績と症例数」
 ・心臓血管外科「医療設備」
 ・心臓血管外科「先進医療への取り組み」


呼吸器内科

 当院は、当時「国民病」と呼ばれるほど多かった結核の撲滅を目指して昭和18年に開設され、以来60年以上にわたって呼吸器系の疾病に取り組み続けてきました。この間、結核患者は著しく減少し、現在では肺癌へと治療の中心が移っています。

 当院は多くの肺癌患者さんの治療にあたっているばかりでなく、急患を積極的に受け入れています。症例数が多いため、短期間に臨床経験をたくさん積めるというメリットは大きく、きっと将来の財産となることでしょう。また私自身の専門は呼吸器感染症ですが、当院の呼吸器内科医師の、それぞれの得意分野について教えを受けることが可能です。

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 「呼吸器センター」方式を採っていることから、内科と外科の垣根が非常に低いことも当院の特長です。相互を尊重しながらも、日頃から何の遠慮もなく相談し合っており、患者さんの状態に応じて迅速に連携を図る体制ができています。病理の常勤医がいることも大きな強みで、内科・外科・病理の三者が集まって定期的に検討会を行うなどして、互いの知識や経験をフィードバックし合っています。

  私は臨床研修においては、「患者さんの病歴が取れる」ことを重視しています。患者さんの訴えをきちんと聴いて記録し、丁寧に診るという基本を、若い皆さんには大切にしてほしいと思っています。どういう疾患であり、どういう治療が最適なのか追究するプロセスを研修医がしっかりと学べるよう、私たちも努めています。

 ・呼吸器内科「指導スタッフ」
 ・呼吸器内科「治療実績と症例数」
 ・呼吸器内科「医療設備」
 ・呼吸器内科「先進医療への取り組み」


呼吸器外科

 当院は呼吸器について長い伝統を持っているだけに、非常に高いレベルを誇っています。宮城県内の肺癌の新規登録者はおよそ700名ですが、その3分の1が当院で治療を受けます。それは1,300以上の開業医の先生方の存在があってのことで、地域で高い信頼を獲得していることが分かっていただけると思います。

 男性の死亡原因の第1位は肺癌です。当院での肺癌の手術数は、年間約100例です。宮城県内で行われる手術のおよそ4分の1を占めており、とりわけ完全胸腔鏡下で、傷口から覗き込むことなく、最初から最後までモニターを見ながら手術できるシステムは多くはありません。

 肺葉切除やリンパ節郭清も、3cm以下の切開で行うことが可能です。呼吸器外科の分野で最先端の技術と設備を持つ虎の門病院から常に技術を導入し続けている病院は、東北では当院だけです。

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 治療のレベルが高いだけでなく、カンファレンスも充実しています。呼吸器内科・外科に放射線科、病理も加わって、症例検討を毎週行っています。放射線画像の読み方など、我々にとっても本当に勉強になり、各科の相互交流に積極的な当院の特長が実感できる場です。

  経験がものを言うこの世界で歩み始めるにあたって、いかに多くの症例にあたることができるかは、非常に重要です。呼吸器外科で言えば、肺癌にも実にいろいろなケースがあります。症例数が多い当院で研修を行うことは、大変良い選択だと言うことができると考えています。

 ・呼吸器外科「指導スタッフ」
 ・呼吸器外科「治療実績と症例数」
 ・呼吸器外科「医療設備」
 ・呼吸器外科「先進医療への取り組み」


消化器内科

 当院は地域医療支援病院です。1300名以上の登録医の先生方との信頼関係によって、消化器内科にも多くの患者さんが来院します。他院では苦痛を伴う内視鏡検査も、当院ではセデーションを用いることによって小さい負担で行うことができるのです。

 当院に多くの患者さんが紹介されていらっしゃるのは、診断能力、治療技術が高いからです。さらに当院には優秀な医師が多数集まってきており、消化器内科にも多数の医師が在籍しています。その医師たちが皆、夢と意欲を持って仕事に取り組んでいます。加えて最新の設備を備えており、施設も充実しています。

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 専門性の高い医師の下で学ぶことによって身につくものの見方、考え方は、たとえその分野に進まなくとも、将来大いに役立つに違いありません。私自身も外科で研修を始めながら、2週間ついた内視鏡の先生に強く感化されて、今の道に進むことを決めました。しかし、当時培った外科的な見方・考え方は、内視鏡治療に生きていると強く感じています。

 医師の研修とは子育てのようなものかも知れません。小さいうちの親の“しつけ”が良くないと、大きく育つことはできないでしょう。最初にのんびりした病院で学び、その癖がついてしまうと、そこから変わるのは大変です。患者さんが多く集まり、情熱を持った一流の医師が集う当院は、非常に良い研修先だと言うことができるでしょう。意欲のある若い研修医の皆さんの応募をお待ちしています!

 ・消化器内科「指導スタッフ」
 ・消化器内科「治療実績と症例数」
 ・消化器内科「医療設備」
 ・消化器内科「先進医療への取り組み」


消化器外科

 外科医としての力量は若いときに見た手術の質と経験手術数によって決まります。逃げの手術しか見たことのない外科医は、結局、攻める手術を行えるようにはなりません。

 当院の消化器外科には「手術は難しいのでは」「できないのでは」という患者さんが、多く送られてきます。しかし私たちは患者さんを第一に考え、困難な手術にも挑戦し、実績を上げてきました。


 当院の胃癌、大腸癌に対する手術件数は東北でもトップクラスであり、早期癌に対しては積極的に腹腔鏡下手術を実施しています。さらに、術者の力量、経験がその治療成績に顕著にあらわれる肝胆膵領域の悪性腫瘍手術が非常に多いことが当院の最大の特徴です。手術の質・量とも外科医を目指す若い医師には非常に恵まれた研修環境と言えます。

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 また、当院は「消化器センター」方式を採用しており、全国的にも有数のエキスパート軍団である消化器内科と、日頃から極めて緊密な連携をとりながら診断、治療にあたっています。消化器内科との連携により、消化器救急疾患から消化器癌まで、広い視野で高度の専門的な知識、診断、治療法を体得することができます。

 自分が将来どの分野で一流となりたいのか、ある程度の志向を持って臨床研修に臨むことが大切です。当院で経験できる高度な手術や術前術後管理は、外科医を目指す若い医師が早期にこそ経験するべきものと考えます。

 当院では、臨床研修から後期研修への継続を希望する医師が多くを占めます。将来の目標が明確な医師にとっては、特に得られるものが大きい病院と言うことができるでしょう。  しっかりと前向きに取り組むことで、誰に手術を見られても恥ずかしくない、一流の医師に成長することができます。

 ・消化器外科「指導スタッフ」
 ・消化器外科「治療実績と症例数」
 ・消化器外科「医療設備」
 ・消化器外科「先進医療への取り組み」



医師の就労環境および待遇について
〜「選択と集中」が産み出す先進性!!〜

1.一般市民並みの健康でゆとりのある生活が可能です

 当院は「選択と集中」の運営方針を貫いていることから、診療科目数に比して医師数が多いのが特徴です。そのため、日当直や待機等による時間外の勤務や拘束は週一回前後に限定され、超過勤務も月30時間以内という原則が守られております。また、非番のときに呼出を受けることは滅多になく、その結果、一般市民並みの自由で健康的な生活が享受できるようになっております。これは、下記に示すように6名の医師による強力な当直体制が実現され、それによって時間外診療体制がしっかり守られているためです。


2.日当直医は自らの専門領域診療に専念できます

 当院では、心臓血管センター3名、消化器センター・呼吸器センター各1名、管理当直1名の計6名による当直体制を敷いています。地域医療支援病院という特質上、二次および三次救急が主たるものですが、来院直後から専門医が診るという理想形が実現されております。したがって、当院の日当直医は、不慣れな領域の診察をすることの精神的ストレスから解放され、専門領域の診療に専念できます。


3.学会活動や他施設との交流も盛んです

 各診療科の説明にあるように、症例数は地域トップレベルにあり、臨床研究や学会活動も盛んです。各診療科の医師数が潤沢であることが、そうした活動を後押ししています。また、国内外の一流施設・医師との交流も積極的に促進しており、高度な医療技術習得に適した環境となっております。


4.通常の給与に加えて、特別手当や業績賞与も支給されます

 「選択と集中」の結果、当院では健全経営が達成されており、資金的な余裕は第一に人材確保に向けております。特に優先しているのは医師の待遇で、通常の国家公務員準拠の医師給与に加え、別表1のような特別手当を支給しております。さらに、年度末(3月)には、その年の実績に応じて業績賞与も支給しております。職責ごとの平均年収については、別表2を参照してください。

 また、当院では部長級以上の医師は、年俸制の選択も可能です。本制度は、上限を5,000万円として運用しており、業績等の評価によっては、通常の給与水準を下回るリスクもないわけではありませんが、実際には年俸制を選択した医師全員が通常の給与水準を上回り、中には年俸4,000万円台を実現した医師もおります。


5.福利厚生施設も充実しております

 病院から徒歩1分の距離に、平成22年7月に完成した新入職員(臨床研修医、後期研修医、看護師)向け宿舎「リパリア広瀬」(1LDK、49室)があります。平成23年3月に完成した世帯持ち用宿舎「リパリア新坂」(3LDK、17室)もあります。また、リパリア広瀬に隣接した保育所も平成23年9月に開所しました。

 さらに、福島県猪苗代町には職員向け保養所が平成18年に建設され、別荘ライフが楽しめるようになっております。


 このように、当院では医師が安心して業務に集中できるよう、先進的な体制を整えております。出身大学や出身医局は一切問いません。一流の医師、“プロフェッショナル”と尊称されるに値する医師を目指したいという方であれば、どなたでも歓迎いたします。特に、別掲の診療科では現在も医師募集をしておりますので、ご興味、ご関心がございましたらお問い合わせください。

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