外科医、麻酔科医、コメディカルスタッフの共同作業で運営される手術室は、和やかな雰囲気の中にも緊張と活気にあふれ、必ずやりがいのある職場をあなたに提供できると信じております。少しでも興味のある方は、是非見学にいらしてください。麻酔について語り合いたいと思います。
募集人数 | 若干名 |
身分・待遇 | 一般財団法人厚生会規定による(詳細は相談) |
担当者 | 麻酔科主任部長 内田 寛昭 |
応募方法 | ご応募についてはこちらをご覧ください。 ⇒採用選考について |
麻酔科主任部長
内田 寛昭
当院麻酔科は4名の麻酔科指導医と1名の専門医という構成で活動しています。麻酔科管理手術症例は1800件を超えており、後期研修医にとっては豊富な症例経験と懇切丁寧な指導を享受できます。
病院にとっても患者にとっても、常勤の麻酔科医がいるのは心強いことです。私たちは患者の状態を、主治医と共に詳しく把握した上で手術に臨みます。手術する医師と毎日顔を合わせ、関係を築くことでこそ「呼吸が合う」ものなのです。
また、患者からあらかじめお話をお聞きできることにも、大きな意義があります。私は、一人一人に適した麻酔をしたいと思っていますし、できれば患者の性格までを理解し、それに合わせた全身麻酔を施したいと考えているのです。術後もできるだけ痛みを抑え、患者が楽に呼吸できるようケアをしたいと思っています。
私は岡山大学の卒業で、医局では原則として2年間麻酔科医として研修することになっていました。集中治療室の多様な重症患者や、痛みの緩和を担当する中で、「患者の全体を診る」という大切なことを学びました。他科に進むことも考えていましたが、仕事が楽しくなり、そのまま専門医になってしまいました。自分の経験から言えば、麻酔科を経て他科に転ずる場合も、若い時期の良い土台作りになると思います。
当院に赴任する前は7年間ほど岡山の市中病院におり、常時4名の研修医を指導する立場にありました。若い方々には、一つ一つの麻酔、一人一人の患者を大切にする麻酔科医になってほしいと願って指導しています。
当院は循環器、呼吸器、消化器の3領域に専門化していますが、麻酔もまた科ごとに特化していく傾向にあります。手術数が多く、非常に高いレベルの臨床医が揃う当院での研修は、皆さんにとって有意義なものになると思いますし、私自身もまた喜びを感じながら仕事に取り組んでいます。
“手術侵襲に対する患者の防波堤”たるべく、麻酔・術後管理について真摯な態度でその習得に励み、ともすれば希薄になりがちな麻酔科医〜患者間の絆を太くし、一人一人の病態に応じた適切な周術期管理が行える麻酔科医になること。
1年目
2年目
3年目
麻酔
呼吸器・消化器・心臓血管外科の麻酔を担当しており、年間約1,900症例の内ほとんどが全身麻酔で、糖尿病、心疾患などの合併症を持つ症例が多く、細やかな術中・術後の管理が要求される。呼吸器・消化器外科では約8割の症例に硬膜外麻酔を併用し、手術侵襲の軽減を図っている。
こうした中で1年目より、硬膜外穿刺、中心静脈穿刺などの技術的な面だけでなく、心臓麻酔や合併症の多い一般外科麻酔などの高度な麻酔を十分に学ぶことが可能である。
術後管理
各科の術後管理にスーパーバイザーとして関与。特に呼吸管理、術後鎮痛・鎮静を担当。心臓術後やハイリスク症例の術後の人工呼吸管理に積極的に参加することで、集中治療領域での研修にもつながる。また術後鎮痛法としてPCA、PCEAを導入しており、よりきめ細かな術後管理が学べる。
年間スケジュール
関連学会として日本麻酔科学会、日本集中治療医学会、およびその地方会、日本臨床麻酔学会、日本心臓血管麻酔学会等があり、これらに積極的に参加し、発表を行うとともに、論文を書く。
午前 | 午後 | |
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月 | 術後回診 カンファレンス(7:30) ICUカンファレンス(8:30) 麻酔(9:00) |
麻酔 術前回診 |
火 | 術後回診 カンファレンス(7:30) ICUカンファレンス(8:30) 麻酔(9:00) |
麻酔 術前回診 |
水 | 術後回診 カンファレンス(7:30) ICUカンファレンス(8:30) 麻酔(9:00) |
麻酔 術前回診 |
木 | 術後回診 カンファレンス(7:30) ICUカンファレンス(8:30) 麻酔(9:00) |
麻酔 術前回診 |
金 | 術後回診 カンファレンス(7:30) ICUカンファレンス(8:30) 麻酔(9:00) |
麻酔 術前回診 症例検討会 |
当院での2年間の後期研修により標榜医・認定医の取得が可能で、さらに専門医取得への道が開ける。
麻酔器
デスフルレンもあります。
経食道心エコー
最新鋭機2台で2列の心臓手術に対応。
人工呼吸器
最新機種、あらゆるモードに対応。